草木染へのこだわり
草木から滲み出る天然の色に魅せられて、布に戯れています。
なぜ、これ程までに草木染に魅せられるか。
草木染のことをあまり知らない方にも、このサイトを通じて、少しでもご理解頂ければ有りがたいです。
私は20年間ほど化学染めと草木染に携わってきました。
化学染めと、草木染の色味を比較すると、その違いは、草木染の方がはるかに奥深く美しい色合を感じます。シルクを染めたときは特に感じます。
例えば、街の中を真紅に近い茜で染めたシルクのスカーフを纏い、歩いていれば際立って見えると言います。
体験した方の話ですが有り得ることと納得します。
染めて気付いたことですが、違った草木染の色をどのように組み合わせてもマッチして、違和感を感ぜず互いに融合して、それなりの雰囲気をかもし出し自然の成せる技の極意でしょうか。
化学染でも美しい色は染められます。同色を草木で染めると、やはり違うんです。
布の奥深いところから、色を発しているように見えます。
どのように染めてもそうなると言う訳ではありませんが、条件を満たしてうまく染め上がった時の色味は、自然素材の持つ特有の色の深さに何とも言えぬ感動を覚えます。
自然が豊かな頃の昔では、さして珍しくもない色や風合いも、化学染料を見慣れている今では、新鮮で心も和む優しさを感じます。



